社会的連帯経済入門

発行日:2016年12月04日

デジタルで和紙ふうのテクスチャーを作り、色違いに重ね合わせることで、山脈を描いてみた。理想のシステムへ至るまでの長く険しい道のりのイメージ──。重くなく、それが伝われば嬉しいのだが。

本文は、私が極めて苦手とする「横組み」である。
いまだかつて満足のいく美しい横組みを組めたためしがない。仮名文字は縦に書くためのものであり、それを横に並べて美しかろうはずがない。解決策のひとつである横組用仮名にしても、ただ横太りにさせただけの奇妙な代物に過ぎず、結局のところ、欧文のプロポーショナルが何百年もの模索の時間をかけて「詰めの最適解」に辿り着いたように、仮名のプロポーショナルもまたそれに等しい時間が必要なのかも知れない。

書肆データ

  • 書名:社会的連帯経済入門
  • 副題:みんなが幸せに生活できる経済システムとは
  • 著者:廣田裕之
  • 発行:集広舎(2016年12月04日)
  • 判型:A5 並製 232ページ
  • 造本:玉川祐治
  • ISBN:978-4904213438

造本データ

  • カバー:アラベール 菊/T 90.5K スノーホワイト
  • 帯:アラベール 菊/T 90.5K スノーホワイト
  • 表紙:アラベール 菊/T 111K スノーホワイト
  • 本扉:アラベール 菊/T 76.5K スノーホワイト
  • 見返し:タント-e E-68 46Y 100K
  • 本文紙:オペラホワイトウルトラ A/T 36.5K