本のタイトルが Yellow Peril なので、安直ではあるけどもジャケットを黄色に。表紙も同じ、見返しもタントのイエローに近い色を選び、スピン(栞紐)も黄色。あふれでる黄色。──黄禍。
書籍バーコードは白背景ボックスを設けずにそのまま載せた。一般的なバーコードリーダーは赤色のLEDやレーザーを使っているので、コントラスト比は関係なく、同系である暖色には反応しない。つまりレッド・イエロー・オレンジのバックグラウンドなら問題なく使える。暗く感じられる純赤でさえ使えるはず。版元の営業さんによれば、いまのところクレームはひとつもないとのこと。
物語の重要なアイテムとして中国海軍の潜水艦が登場する。ジャケットに使いたくて、版元さんにお願いして「〇九二夏級原潜」のプラモデルを買ってもらった。近未来の物語だから登場する潜水艦は〇九二夏級よりさらに進化した怪物クラスであるはず。しかしそれを想像するには私の乏しい軍事知識では無理だった。
書肆データ
- 著者:王力雄
- 訳者:横澤泰夫
- 発行:集広舎(2015/11/09)
- 判型:A5判上製/528頁
- 装幀・造本:玉川祐治