装幀(カバー、帯、表紙)のみ制作。
この本に登場する十八人のインタビュイーたちのプロフィール写真がどれも味があり、カバーにはこれらの写真を使うしかないと思ったものの、一人または数名だけ選ぼうにも迷うばかりで、結局、全員のお顔を並べることになった。
イメージは手紙のフォルダー。インタビュアーが投じた手紙にインタビュイーが返事を書く。その往復書簡の束が入ったフォルダーとワンポイントの切手、そんなイメージがすぐに湧いて、すんなりとカバー案ができあがったが、書名のロゴで迷走した。権威性より自由感、伝統より革新、フォーマルではなくカジュアルな、そんな雰囲気のロゴを目指してみたが、そのときは出来映えに満足できても、あとから見るとアラばかり目についてしまう。
帯文は村上龍さんに書いていただいた。スタバが「スターバック」と記されていたのでお知らせすると即行で「誤植です」というメールが返ってきた。