全頁カラーのムックふう書籍を手がけたのは初めて。
大量の絵手紙を見たとき、玄人はだしの洒脱な筆致に驚いたものだが、伊藤半次さんは博多の提灯職人だったそうで、なるほど筆慣れしているわけだと納得した。
故郷で待つ妻や子に心配をかけないためか、どの絵手紙も愉しげで、戦地の兵舎での暮らしを面白おかしく描写している。そんな家族思いの半次さんだが、終戦のわずか数日前、ついに帰郷の夢を果たせぬまま、沖縄戦で命を散らすことになる。
発行日:2021年08月19日
全頁カラーのムックふう書籍を手がけたのは初めて。
大量の絵手紙を見たとき、玄人はだしの洒脱な筆致に驚いたものだが、伊藤半次さんは博多の提灯職人だったそうで、なるほど筆慣れしているわけだと納得した。
故郷で待つ妻や子に心配をかけないためか、どの絵手紙も愉しげで、戦地の兵舎での暮らしを面白おかしく描写している。そんな家族思いの半次さんだが、終戦のわずか数日前、ついに帰郷の夢を果たせぬまま、沖縄戦で命を散らすことになる。